さんさんヒストリア世話人の協議の結果、平成30年度は古都「奈良」に集中して計画を立てることにいたしました。 30年度第1回目は、春日大社にいたします。
春日大社は、神護景雲2年(768)に、平城京の東郊御蓋山の西麓に位置する現在の場所に建立されました。今年は創建1250年を迎え、色々なイベントを予定されています。
開催日時: 5月11日(金) 集合時間: 08:40 雨天決行
集合場所: 阪神芦屋駅 (プラットホーム 後方寄り)
費 用 : 交通費(阪神及び奈良バス=1,850円)及び食事含む7,000円くらい。
但し、奈良国立博物館入場料1,500円除く。
(余分の入場券をお持ちならば、お持ちでない方にお回ししたいので、
お申し出ください。)
申込締切: 4月21日(土)迄 小林まで必ずメールで申し込み
小林 猛 e-mail:setugekka@art.email.ne.jp
行 程 : 阪神芦屋発 08:53 ⇒ 10:02 近鉄奈良駅 着、近鉄奈良駅前 10:20出発 奈良交通・春日大社本殿行き (特別増便さんさん会用)に乗ります⇒ 10:50 春日大社ご本殿 春日大社ご本殿正式参拝 ⇒ 12:00 春日大社に於いて直会、13:00 万葉植物園 ⇒ 14:00バス ⇒ 14:30 奈良国立博物館 15:30 ⇒ バス⇒ 16:00近鉄奈良駅、近鉄奈良駅 16:13発 ⇒ 17:28 阪神芦屋
今回は、春日大社(ご本殿正式参拝・参拝後の食事・神饌「中旬の献」・万葉植物園)
及び「奈良国立博物館」における「創建1250年記念特別展=春日大社のすべて」の 2ヶ所を訪ねることにいたします。
1. 春日大社ご本殿正式参拝(ご神職にご案内して頂きます)
春日の神様が降臨された聖地・御蓋山浮雲峰の遥拝所、朱色が鮮やかな中門、御廊、御本殿の特別参拝。朱塗りが美しい回廊内では戦国武将の直江兼続、5代将軍徳川綱吉から奉納された釣灯籠などを神職や御巫等がご説明します。1250年を記念し特別公開される内侍殿が見どころです。
2. 参拝後「直会」として神事の終了後に、神前に供えた御饌御酒である愛敬(ういきょう)祝儀膳を頂きます。
神道では、神様に献じた食物(神饌=しんせん)には神気が宿り、祭の後で神前から下げて食べると、神気を体に取り込んでご加護を授かるとされています。盆の中央には、円筒形に高く盛り付けられた練り飯。ウイキョウ(セリ科の薬草)が混ぜ込まれ、口に含むと独特の香りと食感がします。周囲を囲むように並ぶ8枚の皿には高野豆腐、長芋と昆布巻き、シイタケ、焼き魚、矢羽根形に刻んだレンコン、粟麩と湯葉、ゴボウのみそあえ、もろ味味噌を添えたキュウリとクルミ、ユズあんの干し柿巻。ほかに吸い物が付きます。
3. 万葉植物園
昭和7年に萬葉集にゆかりの深い春日野の地に昭和天皇の御下賜金を頂き、約300種の萬葉植物を植栽する、我国で最も古い萬葉植物園として開園されました。約9,000坪の園内は、萬葉園・五穀の里・ 椿園・藤の園に大きく分けられています。 萬葉園の中央には、萬葉時代の庭園を思わせる造りの池があり、その池の中央の中ノ島には『臥龍のイチイガシ』と呼ばれる老巨樹が幹を地に長く臥せて繁っています。
4. 奈良国立博物館 国宝創建1250年「春日大社のすべて展」入館料 1,500円
但し、お疲れの方はここに寄らずにお帰りなられても結構です。
本展覧会では、平城京の鎮護として創建され、藤原氏の氏の社として発展し、朝廷から庶民に至るまで広く信仰を集めた春日大社の歴史をたどり、多くの社宝や関連作品により、その全容を示します。かつて春日大社の東西塔の建っていた、ゆかりの地である奈良国立博物館で、悠久の歴史と信仰の育んだ美の世界に浸っていただければ幸いです。